実技のケアレスミスとオススメ対策方法(ランキング)
最後の最後、気象予報士試験に合格出来るか出来ないかを分けるポイントが
「ケアレスミス」
です。
合格出来る人はケアレスミスをしない、といってもいいと思います。
僕自身、本当に悩まされ、試行錯誤したケアレスミスについて「どういうケアレスミスが多いか」「どうやって対策したか」を全て共有します。
ケアレスミスを軽視しているうちは合格出来ない
ケアレスミスをケアレスミスと思っているうちは合格出来ません。
自分の間違いを正しく認識して、次に間違えないようにする努力を怠っているからです。
そうするとまた必ず同じミスを繰り返します。
実際に僕はしょうもないミスをした時によくこう思っていました。
「本番ではもっと集中力が高い状態だからこんなミスするはずない」
「気にしない気にしない」「内容は分かってるから大丈夫」
こんなこと思っていませんか?
ケアレスミスはしっかり分析して「どういう種類のミスだったか」と認識することがとても大事です。そうすると対策方法が見えてきます。
もう「ケアレスミス」という言葉を使うのもやめちゃいましょう!!
それは対策を怠っているただのミスです!
ケアレスミス対策の方針
ミスの対策として大事にしたことは「労力を出来るだけ使わない事」「汎用性がある事」です。
ミスの内容によっては精度を上げるために凝った内容の対策なども考え実施しましたが、短い試験時間の中でミス対策に割ける労力を考え検証していった結果、後述する様なものに辿り着きました。
ケアレスミス実例(ランキング)とオススメ対策方法
最後に僕がやってしまっていたケアレスミスの実例を紹介します。
第1位 問題文を最後までよく読んでいない
僕が最も悩まされ、失点したミス第1位はこれ。
実技試験は本当に時間に余裕がなく、常に焦っている状態です。そうなると自然と問題文を読むのも急いでしまいがちです。
そんな中で僕が頻発し、大きな失点源となっていたのが問題文の読み落としです。
問われている内容や条件をキチンと把握するのは最重要事項で、問題を解き始めるスタート時点で誤った認識をしているともうその時点でアウトだからです。
そこで僕が行った対策は『問題文を鉛筆でチェックしながら読む』でした。
大事な条件やキーワードになりそうなところをメインに「チョンチョン」と鉛筆でチェックしながら読むだけで凄く効果がありました。
大事なのは問題文を読むスピードが落ちたり、出来るだけ余計な労力をかけないということ。
マーカーを引いていたこともありましたが、ペンを持ち替えることすらわずらわしいですし、読んでるその瞬間に頭に深く入れる事が大事なので、結局鉛筆を使うことになりました。
第2位 書き忘れ
第2位はこちら。
具体的には、等値線の値書き忘れ、進路図の時間書き忘れなどです。
作図は出来ているし、内容も完璧に理解できているのに、書けと言われている数値をうっかり書き忘れたりしました。
ほんと、勿体無いですよね。
これの対策は、作図問題で「数値や時間も書け」と言われてるものは、『問題を読んだすぐ後に解答用紙に「時刻!!」とメモしちゃう』ことです。
解答用紙の解答欄外に書き込んじゃいます!(解き終わったら当然消します)
作図をしている時にも目に入りますし、メモを消す時に二重チェックにもなります。
これでミスが激減しました。
第3位 単位間違え
第3位はこちら。
これもよくあるんじゃないでしょうか?
小数点第一位の0書き忘れ、四捨五入、時刻み指定見てない、単位勘違い、単位書き忘れ…
これも問題の内容自体は理解して解けていても、失点になります。
あー勿体無いですね。
これの対策は、解答用紙に『単位!!と書いちゃう』とか『問題用紙の条件に鉛筆でグルグルっ!と強く丸をして印象付ける』などです。
ぜひ騙されたと思ってやってみてください、結構かなりありますよ。
第4位 時間見間違え・グラフ誤読取・計算ミス
第4位はこれら。
全部違う内容ですが、頻度的には同じなので全て第4位にしました。
時間見間違えとグラフ誤読取は問題文の読み取り対策と同様です。グリグリ丸を付けるのが良いです。
計算ミスはもうよくありますよね…
全部イチから計算しなおしてみたりもしましたが、結論、そんなことに使える時間は無いんです。
僕の対策としては『イチから検算するのは得策ではない』ということ。
かといって何にもしないとミスを防げないので、計算していて「これむずいな」ってとこだけ、ほんとにピンポイントで検算していまひた。どこをやるかというのはこれはもうご自身の経験値と感覚です。
繰り返しになりますが、大事なのは『全部検算するor全部検算しない』ということです。
第5位 解答欄記載場所間違え・緯度と経度逆に認識
第5位はこちら。
これも本当によくやりました…
解答欄記載場所間違えは、2つセットで答える物を、それぞれ逆のところに書いてしまうミスです。
この対策、僕は解き始める前に解答用紙に『テレコ!』(テレコとは、互い違い、逆、という意味)と書いていました。
緯度経度を逆に認識してしまうという謎のミス…
これこそ冷静な時ならやるはずのないミスなんですよね。
これは図を見る時に心の中で『緯度経度緯度経度…』と必ず、絶対に唱えるようにしました。
アホみたいな話ですけど、それがコスパがよく、効果もありました。
第6位 東と西を書き間違え
第6位はこちら。
緯度経度と似ていますが、これも頻発していました。
書くのが恥ずかしいくらいですが、ケアレスミスと思っているものを細かく分析することが大事なので、このミスをしてしまってる方はぜひしっかりと向き合うことをオススメいたします。
これは、問題の図に『東、西』と本当に雑に素早く0.1秒くらいで書き込んでいました。
これも効果テキメンです。
最後に
どうでしょうか?これらに該当するミスをされたことありませんか?
こんなミスで失点して合格を逃したらほんとに悔しいですよね!
これらのミスは問題の中身に関わらず、いつでも起こり得るのでタチが悪いです。
このようなミスの対策は誰かが教えてくれるわけではないので、改善にとても苦労しました。
以下に僕が試行錯誤して考えて実施し、改善に成功した全ての方法を記載します。
一見バカバカしいような内容もあるかもしれませんが、習得すればほんとにミスしなくなりますよ。